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misato tsuboshima exhibition「hana to tori」

「木目込み(きめこみ)」とは、約300年前の京都で下賀茂神社の催事用柳箪(奉納箱)をつくる職人が、その残片で人形作りをした際に生まれた技法です。桐粉(桐の粉と糊を混ぜたもの)を固めたボディに溝を堀り、そこに金欄や友禅などの布地をヘラで入れ込こんでいく工程が「木目込む」と呼ばれるようになりました。そして、この美しく立体的な職人技は、その後ひな人形の製作手法として広く後世に伝わっていきました。坪島美里さんは、このユニークな技法を現代風にアレンジして、人形ではなく絵画のようなアートワークとして発信している作家さんです。このたびタッチアンドフロー日本橋店では、坪島さんの「きめこみ」アートの新作を、ギャラリーにて皆様にご紹介させていただきます。
本展示のテーマは「hana to tori (花と鳥)」。いずれも坪島さんの作品の特徴である華やかで温かみがある色彩で仕上げられ、見ているだけで鬱々とした気分がどこかへ消えさるような作品ばかりです。


bird series(壁掛け作品)28,000円+税
お部屋に楽しい音楽が流れ込んできそうな、明るい色使いが特徴です。


spring tea can(江東堂高橋製作所コラボ作品)3,800円+税
江東堂高橋製作所は、明治43年東京の墨田区に創業した製缶の老舗メーカー。こんな素敵な缶にお茶を詰めたら、特別な味わいになりそうです。

展示販売期間
日本橋髙島屋S.C.店:2020/3/25(水)~2020/4/7(火)
※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、4月8日(水)より臨時休業とさせていただきます。

misato tsuboshima | きめこみ作家
1977年生まれ。東洋美術学校グラフィックデザイン科卒業。
5年間のデザイン事務所勤務を経 て、イラストレーションを学ぶためパレットクラブに通う。
江戸時代から続く「木目込み」の手法を現代風にアレンジし、 布を台座に埋め込み絵を作り上げていく「きめこみ作家」として活動開始。
情報誌・雑誌・企業カレンダー などのイラストレーションを担当するほか、 「空間を楽しく彩る」をテーマに、毎年個展で作品を発表、販売。 URL:https://www.misatotsuboshima.com/