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FUSE 780℃ ~温度がつくるガラスの世界~

色と色が重なり溶け合うことで生まれる唯一無二のガラス作品たち。
当店Galleryで夏の常連となるガラス作家、大西直子さんのブランド「coldeco(コルデコ)」の作品展です。
大西さんの作品は、色ガラスが重なり溶け合うことで無限の色と形が形成される“フュージングガラス技法”によるもの。ガラスの最終の焼き上がりをイメージして、色の合わせ方や重ねる順序、細部を調整しながら、焼成温度を作品に合わせて設定し焼き上げていきます。作品によっては、3~4回の焼成を経て完成するものもあり、完成には丸一日を要します。そうして生まれるフュージングガラスの作品は、まったく同じものがない、全て1点ものとなっています。

展示タイトルの「FUSE(フューズ)」とは、溶ける、融合する、熔解するという意味。そして「780℃」は、焼成されたガラスが柔らかくなり、色と色が重なり溶け合い、唯一無二の作品が生まれる際の温度を意味します。角張った世界は丸みのある世界へ。冷たさを感じる世界は深みのある温かい世界へ。780℃の中でガラスは形を変え、色を変え、表情を変え、新たな造形美をまとい世に生まれ直します。
本展示の注目作品は、上記メイン画像の新作花器のFRASCO series。
フラスコの中に溶け込むガラスの世界を表現した花器です。透明感のある色あいと流動的でケミカルな雰囲気のデザインが特徴。水を入れることができ、季節の生花やドライフラワーを気軽に飾っていただけます。
丸みを帯びたフォルムが愛らしく、光を透したガラスは清々しい花々と重なりインテリアに映え、日常に潤いを与えてくれます。「飾ること」が楽しくなるような新作花器のシリーズです。


2つ目の注目作品は、大人の可愛いを詰め込んだ宝石のようアクセサリーKiraKira。
無数の小さなガラスの粒が光に反射し、とても華やかできれいです。淡い色あいのガラスはクールで洗練された印象を与え、ガラスの「冷たさ」を感じていただける、夏の装いにぴったりのアクセサリーです。


タッチアンドフローで通年常備展開している人気の一輪挿しRiN series も、豊富に取り揃えてご紹介します。お花の色合いや気分に合わせてオモテ/ウラ両面のデザインが楽しめる2FACE仕様の一輪挿しです。

展示販売期間
日本橋髙島屋S.C.店:2023/6/28(水)~7/25(火)
※最終日は午後5時閉会です。

大西 直子(おおにし なおこ) ガラス作家
滋賀県出身/京都芸術短期大学(現:京都造形大)染色テキスタイル科卒業
テキスタイルデザイナーを経てステンドグラス工房にてガラス工芸技術を学ぶ
2000 フュージンググラス・ステンドグラスのデザイン制作販売を開始
2004 神戸TOR GALLERYにて『WEST・MID・EAST』二人展を開催
2006 神戸TOR DECO リニューアルオープニングイベントにて作品展開催
2008 日本橋三越 幡(麻布小物)にてガラス展を開催
2009 オンライン・オフラインにて作品の販売とワークショップを開始
2017 ハンドメイドのイベントを企画実施
2019 日本橋髙島屋S.C. TOUCH & FLOWにて作品展開催(Vol.1)
2020 日本橋髙島屋S.C. TOUCH & FLOWにて作品展開催(Vol.2)
2022 日本橋高島屋S.C. TOUCH & FLOWにて作品展開催(Vol.3)
現在 神奈川県在住 フュージングガラス作品の制作販売、ワークショップに取り組む