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土佐和紙の世界 ー伝統とモダンとー

土佐和紙の漉き手として活動する浜田治(はまだおさむ)さんが2022年に都内で立ち上げたショップ「watashino(ワタシノ)」による和紙雑貨とアート作品の展示販売をおこないます。
本展示では、浜田さんが得意とする昔ながらの技法で丁寧に作られた土佐和紙に、染色やカラーリングで現代的なデザインを施した新しい紙の世界をご覧いただきます。展示タイトルのとおり、伝統とモダンを融合させつつも、あくまで日常アイテムに落とし込んだレターなどの紙製品は、いずれも作品と呼ぶ方がふさわしいほどの美しさ。すべて手漉き、手染めで作り上げた世界にひとつだけの一点ものです。

〇 土佐和紙について
1000年以上の歴史を誇り、国の伝統工芸品にも指定されている土佐和紙。極限まで薄く漉くことのできる職人の技術、丈夫さも兼ね備えた高い品質、また素材や製法、優れた染色技法による種類の豊富さで知られ、福井県の越前和紙、岐阜県の美濃和紙と並び「日本三大和紙」の一つに数えられています。
洋紙に比べ、耐久性・保存性に優れ、また独特の温かい風合いもあり、日本のみならず海外でも注目されています。

〇 浜田治さんと土佐和紙
浜田さんは、人間国宝の浜田幸雄氏を祖父に持ち、天保時代から代々受け継がれた土佐手漉き和紙の技法を用い、土佐和紙の本場、高知県いの町の工房で漉き手として活動しています。
また一方で、文化財修復への取り組みや、世界へ向けた伝統文化の発信にも力を入れており、その思いから2022年、商品販売に加え、和紙の手漉き体験もできるショップ兼工房「watashino」を東京都神田にオープン。高知に足場を置きながらもプロデューサーとしてその運営を監修しています。


今回、浜田さんが手がけたアート作品の一部をご紹介。二つと同じものはなく、見る側の気分で作品の受け止め方も変化しそうな作品たちは、まさに”一期一会”を感じる奥深い世界観が楽しめます。
● 額装染め和紙 左:A4サイズ 右:25㎝正方形 いずれも 26,950円(税込)

〇 おすすめアイテム

「百年レタア」と題したこのレターセットは、素材や製法にこだわった国宝・文化財修復にも使用されるほどの上質な紙を使用。一世紀後でも残る丈夫さを誇るため、「百年レタア」と名付けました。
通常の和紙よりもさらに厳しい品質チェックをクリアした一級品の土佐手漉き和紙のみで作られています。一生の思い出に残るとっておきの手紙を書く時にぜひどうぞ。
● 百年レタア(便箋6枚・封筒2枚・BOX入り) 7,425円(税込)

展示販売期間
日本橋髙島屋S.C.店:2023/8/1(火)~8/31(木)
※ 8/16(水)は休館日です。

watashino(ワタシノ)
東京・神田にて和紙職人が一枚一枚手漉きした和紙雑貨を取り扱うショップで、定期的に紙漉き体験ワークショップも開催。
国内のみならず外国人観光客にも土佐和紙の魅力を伝えるべく、2023年8月より浅草・観音通りにリニューアルオープン。
HP : https://watashino.style/