ウォーターブラシは、軸に水を入れることのできる筆ペンです。水彩画のように、バケツと筆を別で用意することなく水彩が楽しめる便利な筆記具です。ステッドラー社は、もともと水彩色鉛筆のために開発しているようですが、当店では万年筆イラストにおすすめしています。

万年筆で描いたイラストをウォーターブラシでぼかしていくと、不思議なほど簡単に絵にアジが出てくるのです。なんだか魔法のようなペンだと思います。ぜひ試してみてください。

水を入れた後、軸部分を押せば筆先に水分が染み出してきます。最初に万年筆で線を引いたあと、水筆で徐々にぼかしていくことで、絵に奥行きや風合いを加えることができます。

水の入れ方も簡単。筆先部分を外し、軸を軽く押してスポイト状にして水を吸い上げます。書く時は筆先を下にして軸を軽く押し、筆先を湿らせてから描き始めてください。インクの色を変える際は、筆先に水を含ませてタオルやティッシュ等で拭きとってください。水道まで筆洗いに行かなくてよいお手軽さもウォーターブラシのすぐれた点です。

万年筆、ウォーターブラシ、そしてスケッチ帳をもって街にでかけてみましょう。きっと新しい楽しみに出会えると思います。